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2024/05/08 03:39 |
恋空のあらすじ
「恋空」は携帯無料サイトの「魔法のiらんど」で掲載され、大人気になり、2006年に上下巻で書籍化された小説です。

半年ほどの間に、上下巻あわせて140万部を売り上げた大ヒット作で、特に中高生の女の子に人気があるようです。

原作者は「美嘉」という名前で、この物語の主人公とおなじ名前です。
「恋空」自体も、当初はノンフィクションとされていましたが、大きく取り上げられたことによって、数々の矛盾点を指摘され、現在では「実話をもとに」と訂正されています。

本として出版されただけでなく、漫画家、映画化、ドラマ化もされました。

ただ、テレビドラマは既に多くの人に物語のあらすじを知られていたこともあり、あまり視聴率があがらないまま終了してしまいました。

物語は、主人公の美嘉とヒロという、二人の高校生の恋愛が中心に進んでいくのですが、この内容が絶句するほどの急展開の連続で、思わず呆然としてしまいます。

高校性である二人が、恋におち、美嘉が妊娠します。
ふたりは、子供を出産することに決めますが、恋敵の少女に突き飛ばされて流産してしまいます。

ふたりは大変ショックを受けますが、再び強い絆で結ばれていきます。
しかし、幸せも束の間、ヒロが末期のガンだと判明し、美嘉には幸せになってほしいからと、事実を告げずに別れます。

別れてすぐにお互い別々の人と付き合いますが、ヒロの事実を知った美嘉は、今の恋人と別れ、ヒロの元へと走ります。

ヒロは末期ガンにも関わらず、なぜか抗がん剤の治療で、髪の毛が抜ける程度の副作用で、奇跡的に3年も生きながらえます。

彼の死後、生殖能力がなかったはずのヒロの子供を、美嘉が妊娠していることを知り、ふたりの間の子供を彼の分まで育てる決心をしたところで物語は締めくくられています。


一見すると、情念うずまくドロドロとした恐ろしい内容になりそうですが、実にさらっと物語が展開していくところには、驚かされてしまいました。

物語の中で起こる事件は衝撃的なことが多いのですが、主人公たちが、特に苦悩することなく問題を乗り越えていってしまう姿は、非常に現実離れしており、恋愛のきれいな上澄みの部分だけを取り上げたような作品だなぁと感じました。

ただ、恋人が不治の病になったりする展開は、昔からの「少女漫画の王道的ストーリではあると言えます。

小説というよりもマンガだと考えれば、批判も少なくなるのではないでしょうか。
「若者の、若者による、若者のための夢物語」
恋空はそういう携帯小説だと思いました。
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2008/10/03 13:54 | 携帯小説
恋空に続くか?赤い糸について
メイの携帯小説「赤い糸」は、2006年7月に携帯小説総合サイトの「魔法の図書館」のランキングに登場し、8月にはランキング1位に輝いた大人気の小説です。

その後も、長期間にわたって1位をキープしつづけ、携帯小説サイト「魔法のiらんど」では、美嘉の「恋空」に並ぶ、「伝説の携帯小説」と言われるようになりました。
2007年には書籍化され、特に中高生の女子に高い人気を得ています。

2008年4月には、フジテレビが連続テレビドラマ化と映画化することを発表し、
2008年度の冬には同時期に放送、公開することが明らかになっています。ドラマと映画は、全く同じキャストとスタッフで撮影され、ドラマと映画で並行して物語を展開していき、真のラストを連続ドラマの9~11話で締める、という新しい試みが予定されています。

ただ、「赤い糸」は、あらすじをざっと読んだだけでも、かなり衝撃的な内容が含まれているため、一般向けのドラマ、劇場公開を前提とした映画化が妥当なのか?という論争もあちらこちらで起こっているようです。

それだけ、話題性のある作品だということなのでしょう。
現在、劇場予告で使われている「純愛はキレイゴトじゃない」というキャッチコピーは、とても耳に残るフレーズです。

また、「赤い糸」はニンテンドーDSでのゲーム化も決定しており、タイトルは「赤い糸DS」となっています。

ゲームの監修は、原作者のメイが行うことになっているそうです。
ゲームの詳しい内容はまだ発表されていませんが、こちらもドラマや映画と同時期に発売が予定されているということで、今年の冬は「赤い糸」旋風が吹き荒れそうな予感がします。

「赤い糸」は現在は携帯小説サイトの「おりおん☆」で最新作を読むことができます。

おりおん☆では、「赤い糸」シリーズの他にもたくさんの人気携帯小説が掲載されています。

その作品の中のひとつである「天使の恋」は小説を読み進めていくと、あるページでそのストーリーを盛り上げる音楽が流れてくるという、史上初の「聴けるノベル」として紹介されています。

「天使の恋」はおりおん☆主催の「第1回おりおん☆小説大賞」で最多ページビュー賞を受賞したことから、人気実力派歌手の伊藤由奈とのコラボレートを実現しました。作品はもちろん、「天使の恋」は書籍化もされていますが、音楽とのコラボレートというのは、携帯という媒体を使っているからこそ実現することができた企画ですね。
携帯小説という枠におさまらず、数々の媒体に進出していく携帯小説の未来が、どこまで広がっていくのか、今後も目が離せそうにありません。


2008/10/03 13:54 | 携帯小説

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