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2024/05/07 21:09 |
魔法のiらんど携帯小説の書籍化について
人気携帯小説が書籍化されて、大ヒットするという流れが一般化してきているように思います。

魔法のiらんどの「恋空」・携帯小説の走りとなった「DeepLove」・パパゴメスの「恋愛ごっこ」・今年冬に、ドラマ、映画、ゲームなどの発表を控えたおりおん☆の「赤い糸」など、100万部のヒットを誇る作品もどんどん発表されています。

今や、たくさんの携帯小説の無料サイトが存在する中、一歩前を進んでいるのは、老舗サイトともいえる「魔法のiらんど」でしょうか。

「魔法のiらんど」はもともと、インターネットとiモードを対象とした、無料HP作成サービスとして発展していった会社です。

私も、パソコンを持っていなくても自分のHPを持てるという便利さに惹かれ、無料HPを作成したことがあるひとりです(笑)。

現在では多くの携帯小説が発表されており、その存在も浸透しつつありますが、私がHPを作った1999年前後では、携帯電話で小説を読むということは、非常に珍しい行為でありました。

携帯電話でインターネットをした場合に発生するパケット料金が定額化されていなかったというのも大きな原因であったと思います。
パケット料金が定額化されていない状態で、携帯電話でゲームを楽しんだり、HPを閲覧する人が、多額の請求を携帯会社から受けるはめになり、支払い不能に陥る「パケ死」と呼ばれる状態になるという問題が大きく取り上げられ、社会現象のようになりました。
このような状態が、パケットの定額プランなどが発表されるきっかけになったのではないかと思っています。

無料HPの作成が主体であった当初から、魔法のiらんどで自作の詩や小説を発表している人は多数見つけることができました。

魔法のiらんど特有の、小説を書くのに適した「章分け」や「ページ編集」といったシステムが用意されていたことが大きかったと思います。

魔法のiらんどは、非常に早い段階で携帯小説の将来性を見抜いていたのかもしれません。

2007年10月25日には、魔法のiらんどに投稿された携帯小説の中で特に人気が高い作品を採録、出版する「魔法のiらんど文庫」を創刊するなど、携帯小説の書籍化にも力を入れています。

大ヒットした「恋空」の文庫本の他にも、「華」「そよ風に乗って」「テディベア」「クリームソーダ」「線香花火」などの人気作品が、次々と出版されています。

また、文庫化される際には、本篇だけではなく、作品のサイドストーリーを同時収録するなど、ファン心をくすぐる内容となっています。
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2008/10/03 13:54 | 携帯小説

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