忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2026/02/06 06:50 |
携帯小説とは何か
「携帯小説」は、その名前のとおり、携帯電話を使用して執筆された電子書籍です。

オンライン小説と混同されることもありますが、媒体が「携帯電話のみ」と限定されるので、はっきりとした区別をすることができます。
携帯小説が紹介されている場所では、有名な「魔法のiランド」「野イチゴ」などのサイトがあります。
さらに携帯ゲームで大人気の「モバゲー」も、ユーザーが小説や詩などの作品を投稿できるサービス「クリエーター」を開始しています。

モバゲータウン内に設置された「クリエーター」で紹介された携帯小説の中には、「君のせい」など書籍化されたものもでてきています。

モバゲータウン内で発表された小説を、独自に審査して小説大賞を選ぶことも行われています。

小説大賞に選ばれると、各出版社から書籍化することができるほか、賞金100万円が貰え、至れり尽くせりです。

携帯小説のジャンルには、恋愛ものが多いようですが、モバゲータウン第1回小説大賞特別賞を受賞した「ソウルイーター」は、本格ミステリーの呼び声が高く、高い評価を得ています。

原作者が映像作家でもあることからもわかるように、今までの「携帯小説は小説を書いたことがないような素人が書いた駄作」というようなものではなく、文芸のジャンルのひとつとして確立されつつあるのではないでしょうか。

携帯小説を読む人、というと若者に限定されがちな傾向がありましたが、さまざまなジャンルが登場することで、読者層にも広がりが見られるようになるのではないでしょうか。

携帯電話という、独特の媒体を使うことから小説の書き方が、どうしても短く、簡潔な文章になってしまうため、読み慣れるまでは少し違和感を感じてしまうこともあるかもしれません。

そのため、携帯小説は、しばしば、文章が短絡的であるとか、表現が稚拙だという評価を受けがちです。
逆に言うと、簡潔な文章の中で自分の想いを表現するという作業は、実は書く側にとってはなかなか難しい制限になっていると思います。

たくさんの携帯小説が書籍化され、ベストセラーとなっているだけではなく、映画やドラマなどの他のメディアにも進出して、人気を博していることからも、新しい文学表現のひとつとして、携帯小説は無視できない存在になりつつあります。

たくさんの作品が発表される中で、作品のクオリティも徐々に高められていき、携帯小説として発表された作品が、有名な文学賞を受賞するような日も、いつかやってくるかもしれません。
PR


2008/10/03 13:54 | 携帯小説
泣ける携帯小説ランキングについて
最近、映画や書籍化で人気がある携帯小説ですが、おすすめコメントには必ずと言っていいほど、「泣けます!」というポップが飾られていることが気になります。

ある調査会社が行った、携帯小説についての調査で、携帯小説ユーザーに読みたいテーマは何かという質問をしたところ、実に57%の人が「泣けるもの」と答えていたようです。

少し前の話になりますが、日本出版販売株式会社が発表した2007年の上半期小説ランキングのベスト10圏内には、5冊もの携帯小説がランクインしています。

ランクインした携帯小説は、
第1位の「赤い糸」
第2位の「もしも君が」
第4位の「今でもキミを」
第5位の「純愛」
第9位の「クリアネス」でした。

当時の携帯小説の人気のほどが伺えます。
そして、このランクインした携帯小説は、すべて書評に「泣けました!」という言葉を見つけることができるのです。

「泣きたい」という願望は、何も携帯小説の中だけに見られている傾向ではないですが、現代人の落涙欲求は相当なもので、それは若者にもいえる傾向です。

「泣ける携帯小説は?」というアンケートで上位に挙がった作品は、「恋空」「DeepLove」「赤い糸」のほかに、「天使がくれたもの」「もしも君が」などです。

人気がある携帯小説=泣けるというのは、もはや定番と言っていいかもしれません。

「天使がくれたもの」の作者chacoの、書籍化された「ひまわり」という作品も恋愛というカテゴリーだけにおさまらない成長ドラマということで、人気あるようです。

自分たちの気持ちを代弁してくれるものとして、若い世代が携帯小説を好んで読んでいる姿は、かつての自分が、コバルト文庫やティーンズハートといった小説を夢中になって読んでいた姿を思い出させてくれます。

そういった意味では、今も昔も、若い女性が求めているものは同じなのかもしれません。
「恋空」の恋人が不治の病に倒れて…、というエピソードなどは、少女漫画の普遍的なストーリーのひとつです。

携帯小説で若い世代が涙している姿と、おばさま世代が韓流ドラマで涙する姿はなんらかわりがありません。
物語の内容という点でも、事件事件の連続で、主人公がとにかく苦労するという点で一致します。

各世代の人気作品と見比べて、共通点を探してみるのも面白いかもしれません。


2008/10/03 13:54 | 携帯小説

<<前のページ | HOME |
忍者ブログ[PR]